NEXT REAL ep.0002 WONDER LINE 前編 「カワイイ×iPhoneケース」の先駆者たち

About Wonder Line.

WONDER LINEはハンドメイド、made in Japanにこだわったファッショナブルなモバイルケースと、ペットのことを1番に考えた高品質なペット用ラグジュアリーケアコスメを手がけるメーカーです。ものづくりを通してこだわりのプロダクトを送り出すため、企画・デザイン・開発・製造まで一貫して行なっています。

CEOの西岡さん、ディレクターの小杉さん、藤掛さんのトークセッションから、2つのビジネスを始めたきっかけ、各ブランドのコンセプトと成り立ちを聞きました。

きっかけは、売り場で感じた"違和感"

まずはiPhoneケースについてお聞きします。なぜiPhoneケースを作ろうと思われたんですか?

元々、コスメ販売会社の営業をしていたんです。営業先のアパレルや雑貨店の売り場を見ていて、お店も、商品も素敵なのに、iPhoneケースだけが、なんかパッとしないな。と思ってました。

その売り場だけ、無機質で違和感がありましたね。もっとファショナブルで、コーディネイトに合わせて使い分けれるようなケースが受けるんじゃないかなって。僕なら、女の子が直感で”カワイイ”と思えるケースをつくれるって思ったのがきっかけです。笑

そこで本当に作ってしまった?

そうですね。笑
最初は個人事業主として、デザイン制作して、ハンドメイドして、店舗回って営業してました。

カワイイを妥協なく作りたかった。

営業から、ものづくりへ。転換はうまくいきましたか?

トライアンドエラーの繰り返しでした。
例えば、最初に手掛けた「ハニーエレファント」のiPhoneケースは、表面に立体的なデコレーションがあるんです。これが、使ってるうちに剥がれる。するとカワイく無くなってしまう。”カワイイ”が売りのケースで、これは痛い。笑 それで、貼り付けたデコレーションの上にコーティングを施しました。すると今度は、そのコーティングが割れる。コーティング剤の配合を研究して、ようやく割れないコーティングにたどり着きました。

もう、完全に職人さんですね。最近は見かけるようになりましたが、当時はこんなケース見なかったです。

当時、立体的なカワイイデザインのiphoneケースを作ってたのはうちだけだったので結構注目してもらえましたね。コーティング剤を作ったのも初だと思います。「ハニーエレファント」のコンセプトを表現するのにも、すごくこだわりましたね。海外で人気だったキャンディハートというモチーフをどうしても使いたかったので仕入れて、色付けは自分でやったりとか。

iPhoneケース事業のファーストブランド “ハニーエレファント”

大切なのは、製品に込めた”思い”

となると、次はこだわりがつまった「ハニーエレファント」を展開させるかですが。

飛び込みで営業をかけました。どうしても置いて欲しかった、PLAZAさんの担当者に会う前は、1時間前から下のカフェで何度も何度も頭の中でシュミレーションして、「ハニーエレファント」の良さを汗をかくほど、熱く語りました。笑

すごい執念。結果はどうなったんですか?

取り扱ってもらえることになりました。企画もブランドも製造も全部自分たちでやってるので、その”気持ち”が伝わったんだと思います。やっぱり、製品の良さ。そして込めた情熱を伝えることが大事だと思うんです。なので、バイヤーさんに”もう、わかりました! 扱いますから。”って言われるくらい説明してますね。

売り場のスタッフに刺さった

なんか、目に浮かびます。笑 今も引き込まれてますし。
店頭に並んで、反響はどうでしたか。

まず、売り場の若いスタッフの女の子たちがすごく気に入って、購入してくれました。そうすると、自然にいい場所に陳列して、お客さんにも勧めてくれるんですよ。それで、女子中学生から高校生にヒットしましたね。

当時はSNSが流行り始めた時期だったので、その波に乗って拡散していきました。PLAZAさんにおいてることで、他社のバイヤーさんの目にとまるようになって、取引を依頼されるようになりました。

ブランドを確立するということ

売り場のスタッフから、SNSへ。流れがすごく現代的ですよね。
取引が増えてくると、いよいよ量産体制へということになりそうですが。

そうしたいところですが。。。笑
でも。made in japanのハンドメイドだからこそのやわらかさや温かさ、そしてかわいらしさが売りの「ハニーエレファント」のブランドを確立するために、取り扱い店舗を制限する戦略をとりました。それでも、約1年間はこれ1本でやれました。本当にタイミングとたくさんの人の協力に支えられましたね。

販路を制限しても、1年間やっていけたのはすごいですね。iPhoneケース事業の今後はどのように?

その後、ブランドも複数展開してます。それに、本当に良い。と思えるものを様々な国から発掘して取り扱っています。最終的には”ワンダーラインなら、面白いケースと出会える。”と言ってもらえる存在になりたいですね。そして、そんなショップも運営できたら面白いなと、夢は広がります。

NEXT REAL ep.0002 Wonder Line 前編では、カワイイとiPhoneケースを掛け合わせた先駆者のきっかけから、開発、ブランド展開までをお聞きしました。次回はもう一つの事業、ペットコスメにフォーカスします。
NEXT REAL ep.0002 Wonder Line 中編 ラグジュアリーペット用コスメという選択肢 >>>

WONDER LINE株式会社

住所:〒107-0062 東京都港区南青山 6-13-5 4F

TEL:03-3401-1888

設立:2012年12月

代表:西岡 宏星

 

事業内容:

ペットグッズの企画・製造・販売
モバイルガジェットの企画・製造・販売
日用品雑貨の企画、制作、販売及び輸出入
グッズ制作・各種OEM

 

www.wonderline.co.jp

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